自分のこと

涙が出る理由・・

涙はなぜ出るのでしょう・・

感情の起伏や副交感神経が刺激されると、涙腺でたくさんの涙が作られて溢れ出るのだとか・・涙を我慢すると自律神経のバランスが崩れるとか、涙を流すと幸せホルモン「セロトニン」が分泌されるとか・・『泣きたいときは泣けばいい』と言われるのはそのためなんでしょうか。
でも泣きたいときに泣くというのは、私的には簡単なようですごく難しい気がします。

最近、少しの事で涙が出てくるようになりました。日常生活が送れなくなるので我慢しているうちに、泣きたくても泣けなくなりました。でも、何かのきっかけで蓋が開いた時・・私の涙は止まらなくなります。コップの水が溢れ出るみたいに・・そう。私の心のコップは、きっともう溢れる寸前なんでしょう。

今日は朝から人と話すことが出来ませんでした。世間話には一切乗れず、仕事の会話をすることが精一杯💦本当は仕事も休みたかったけど、ただ座っていることすら苦痛だったけど・・でも先週も休んだし、人員が少ない大変な時期に休めない・・なんて色々と頭の中でグルグルするうちに、具合が悪くなります。

それでも仕事に行くと、それなりに仕事をこなてしまう!元々仕事が出来ない方ではなく(ソレ、自分で言う❓笑)、自分の中では全然頭が働いていない状態でも、それなりの事はこなせちゃうんですよね。
心はこんなにボロボロなのに・・ただ泣かずに目の前の仕事をこなすことだけに全精力を使い、毎日を過ごす・・私は何をしているんでしょう。

今日の午後、職場の廊下で他部署の人とすれ違いました。冗談で何となく言われた優しい言葉に涙が溢れ、そして不意に一言「消えたい」と口から出てしまいました。自分でもびっくり‼

多分今までその人は、明るい私の側面しか見ていなかったでしょう。もちろん涙を見せたことも弱音を吐いたこともありません。その人はとても驚いた表情を見せたけど、自分の目に涙を浮かべながら・・何も言わず、すぐに私の背中をさすってくれました。
どんどん涙が止まらない!やばい!仕事が出来なくなってしまう・・そんな中、その人が言った。

「早く風邪が治るといいね」

久しぶりに感じた人の温もりが、私のコップを覆っている氷の蓋を溶かしたのかもしれません。きっと、その人の言葉や存在が、私の副交感神経を刺激したんでしょう✨涙が止まらないまま、私はその人に抱きつきたくなったくらい・・本当に嬉しかったです。

社会に出た頃から・・自分はもっと頑張れる人だと思っていました。辛いときは過去の苦しかった事を思い出し『あの時よりはマシ✨』と言い聞かせ、大事マンブラザーズバンドの『それが大事』🎵を聴き、『負けない、投げ出さない、逃げ出さない、信じる』・・と自分を無理矢理にでも前向きな気持ちにすることで、気がつくと笑顔が戻っている事がほとんどでした。それは『無理しているだけ』なのかもしれないけど、『無理してでも出来る』ということは、大丈夫。私は弱そうに見えるけど、絶対に逃げない‼本当は強いんだ・・って。

それなのに今は、もがけばもがくほど苦しい💦人の輪の中に入るのは、どちらかというと得意分野で行動力もあったのに・・今は人の輪の中に入ることが本当に本当に苦しい。出来れば誰とも話さずに、一人で居たい。

だから仕事以外のコミュニティーは可能な限り避けているけど、それでも輪に入らなきゃいけない状況がたくさんあって。人と関わると心の疲労感が半端なく、寝ても寝ても回復しません。
夜も眠れず、頻繁に悪夢ばかりみてしまって。今の精神状態では子供の運動会さえ行けないでしょう。大好きな娘たちの雄姿を見たいのに、頑張れないかもしれない自分の弱さや傷ついた心が、どんどんコップの水を満たしていき・・誰かのふとした優しさに触れた時(それが相手にとっては、単なる何気ないやりとりであったとしても・・)、また少し余裕が出来る。こうやって、ギリギリを保ちながら生きていくしかないのかないんでしょうか・・

私がなぜこのブログを書いているのか、誰に向けて書いているのか、自分でもよく分かりません。

でも、私のように、普通に生きているように見えても、本当にギリギリの状態で生きている人たちが世の中にはきっとたくさんいて・・
今すぐ消えたい気持ちを抑えながら、泣きそうな気持ちを抑えながら、心の中に涙をたくさん溜めて、その場にとどまることが精一杯の人がいて・・

そして私の背中をさすってくれたその人の目に浮かんだ涙は、きっとその人が過去に経験した辛さだったんじゃないかな・・と感じました。

自分の苦しみを全て理解してくれる人には、もしかしたら一生出会わないかもしれないけど・・
暗闇で孤独の渦中にいて、『絶対に光はある』なんて言い切れないけれど・・
でも自分の心の涙を受け止めてくれる人はどこかに絶対いる!
だから、何かに悩んでいる人がいたら、私はそう言いたい。

そして、誰かの涙を受け止められるような人には、まだまだなれそうもないけれど・・地平線の彼方くらい、遠い未来かもしれないけれど・・いつかそんな人になれたらいいなと思います。