感じたこと

SEKAI NO OWARI 『Habit』

『Habit』

君たちったら何でもかんでも 分類、区別、ジャンル分けしたがる
ヒトはなぜか分類したがる習性があるとかないとか

この世の中2種類の人間がいるとか言う君たちが標的
持ってるヤツとモテないやつとか ちゃんとやるヤツとヤッてないヤツとか

隠キャ陽キャ? 君らは分類しないとどうにも落ち着かない気付かない本能の外側を 覗いていかない? 気分が乗らない?

つまり それは そんな シンプルじゃない
もっと 曖昧で 繊細で 不明瞭なナニカ

例えば持ってるのに出せないヤツ やってるのにイケないヤツ
持ってるのに悟ったふりして スカしてるうちに不安になっちゃったりするヤツ

所詮アンタはギフテッド アタシは普通の主婦ですと 
素晴らしいでしょう?それは良いでしょう? 不可能の証明の完成なんじゃない?

夢を持てなんて言ってない そんな無責任になりはしない
ただその習性に喰われないで そんなHabit捨てる度 見えてくる君の価値

俺たちだって動物 こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう? 普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物 故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ 壊して見せろよ そのBad Habit

大人の俺が言っちゃいけない事言っちゃうけど 説教するってぶっちゃけ快楽
酒の肴にすりゃもう傑作 でもって君も進むキッカケになりゃ

そりゃそれでWin-Winじゃん? こりゃこれで残念じゃん
そもそもそれって君次第だし その後なんか俺興味ないわけ

この先君はどうしたい? ってヒトに問われる事自体
終わりじゃないと信じたいけど そーじゃなきゃかなり非常事態

君たちがその分類された 普通の箱で燻ってるからさ
俺は人生イージーモード ずっとそこで眠っててアラサー

俺はそもそもスペックが低い だから足掻いて足宛いて醜く吠えた
俺のあの頃を分類したら 誰の目から見ても明らか

すぐ世の中、金だとか、愛だとか、運だとか、縁だとか なぜ2文字で片付けちゃうの

俺たちはもっと曖昧で 複雑で不明瞭なナニカ
悟ったふりして驕るなよ 君に君を分類する能力なんてない

俺たちだって動物 こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう? 普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物 故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ 壊して見せろよ そのBad Habit

俺たちだって動物 こーゆーのって好物
ここまで言われたらどう? 普通 腹の底からこうふつふつと

俺たちだって動物 故に持ち得るOriginalな習性
自分で自分を分類するなよ 壊して見せろよ そのBad Habit


2022年正月、弟と一緒に初詣に行きました⛩️。姉弟でデート🧡なんて何十年ぶり?多分私が仙台に住んでいた頃に、弟が大学受験に来た時以来??

当時、絶望の淵にいた私たちは…嘘でも前を向いているフリをするために、今までバラバラだった家族の絆を取り戻すかのように、気分転換のために…一緒に初詣に行きました。

私の車に乗り、Apple musicで「何聴く?」と言うと「…じゃ、セカオワ♪」と弟がリクエスト♫

恥ずかしながら、それまでセカオワの楽曲をあまり聴いた事がなく、何より外見から勝手に苦手なビジュアル系バンドだと思い込んでいた私はびっくり!(セカオワさん、ファンの皆さん、ビジュアル系バンドファンの皆さん、ゴメンナサイ!!!)

弟が教えてくれた。ボーカルの深瀬 智(ふかせ さとし)さんは10代の頃にADHDと診断され、不登校を経験し、過去には精神科病院に入院した事もある。『世界が終わった』と思った時に救ってくれたのが音楽。だから『SEKAI NO OWARI』なんだよ、と。そして昔からの幼馴染と今は音楽を作っていると。だから、歌詞のメッセージ性が強く、とてもいい歌ばかりだと…

2人で車の中で聴きながら、私は車を走らせました。
先が見えなくて、お互い口には出さなかったけど、大きな辛さを感じていた私たちは、『RPG』『Rain』などの歌に前に進む希望みたいなものを微かに感じた気がしました。「私たちは一人ではない」「いつかこの辛さが実になる時がくる」と漠然と思えた新年の始まりだったと思います✨

そして昨日。数ヶ月ぶりに自分の時間を作り、そうだ!神社に御朱印巡りの旅に出よう❗
BGMはセカオワの気分!久々にApple musicで検索すると、上位に2022年リリース「Habit」という曲が!またしても恥ずかしながら、最近の音楽番組も全く見ない私は歌を知らず…でも題名からして何か興味をそそったので、今更ながら聴いてみる事に♪♪

…衝撃が走った。なぜなら、今の自分にとって一番必要な事がHabitの歌詞に歌われていたから。私はその意味を理解しようと何回もリピート。聴けば聴くほどストレートな歌詞なのに奥が深い!!

…ということで、勝手に読解!ここからはあくまで私の見解!笑

★この曲のテーマは『人を分類・区別したがる人の習性』について★

私もそう、周りもそう。人や自分を「持ってるやつ」と「モテないやつ」、「陰キャ」と「陽キャ」など、二極に分類しする習性が人にはあります。
例えそこに違和感を感じても、どちらかに属した方が落ち着くし、逆に属さないと不安になる。一人にならないように、孤独を感じないように、必死に仲間を探して自分を正当化する。だから自分が属するカテゴリーを決めたら、他のカテゴリーは覗こうとしない。

自分のカテゴリーの外には数え切れないほどの人が居て、そのたくさんの人たちを自分は勝手にカテゴリーに分類し、大雑把に言うと「勝ち」「負け」のような極端な二極に分類しようとするけれど、人間はそんな単純ではなく…その人の生い立ちや特性、その人が持つ背景が複雑に絡み合っている、それぞれが別々の『個』であるということなんですね。

所詮アンタはギフテッド アタシは普通の主婦ですと 
素晴らしいでしょう?それは良いでしょう? 不可能の証明の完成なんじゃない?

あなたは多彩な天才、私はただの主婦…そう分類することは、つまり【不可能の証明】…例えば『お化けが居ないことを証明する』のは『お化けが居ることを証明する』より難しい・・みたいな感覚。
『居ないこと』を証明する根拠はなく、それほど困難なもの。だから今は主婦かもしれないけど、実はすごいスペックを持っていて、10年後には世界を驚かせるほどの発明家になっている可能性もあるのに、『ただの主婦』というカテゴリーに分類することで『ただの主婦だから天才とは違う、私には出来ない』と。

要は二極に分類する世の中では『出来る』『出来ない』だけに分けられ、『出来ない』に自分が自分を分類することで、自らの可能性を潰して『不可能を証明』してしまうんですね。


例えば、人生のどん底にいて、消えたくてどうしようもなかった過去の私。
その時の自分を分類するならどこに分けられるのでしょう。そしてそこから少し脱した今の自分ならどこに分類されるのでしょう。

私たちは二極に分類出来るほど単純ではなく、もっと複雑で不明瞭・・人の数ほど個性や考え、環境や背景があり、誰一人として同じ人はいません。その全てが尊重されるべき。
でも私たちはどうしても優劣をつけたがり、自分の物差しで人を判断し、悟ったフリして自分の正義を押し付けて正当化し、人より優位に立ちたい気持ちがある。そう、それが人の習性。

そして、こう言っている私自身も、本能のままに動く動物であり、『人を分類・区別したがる人の習性』を持っていて。その『悪い習性』を私も捨てられない💦
でも『自分で自分を分類するな』『そのB
at Habitを壊してみせろ』と…その習性を捨てる度にその人の価値が見えてくる、分類することで自分が本当の自分らしくいられないと…

なんと素敵な歌詞なんでしょう✨♫


私自身、人はなぜ人を分類するのか、人はなぜ人と自分を比べるのか…ずっと考えてきました。『十人十色』なのに、自分と違うものを異質と感じ排除する、そんな世の中はおかしいと思ってきました。
自分はそんな人にはなりたくない❗でも誰よりも、自分が自分をどこかのカテゴリーに属させて、それに安心感を感じている瞬間もあって。

逆に言うと、どこかのカテゴリーに居ないことが怖くて不安でしょうがなくて。その自分を維持するために「自分には出来ない、これでいいんだ」と自分を正当化してきました。そんなのおかしいと思いながらもそれをやめることが出来ず、そんな自分がとっても嫌だでした。

この歌を聞いた時…『壊して見せろよ そのBat Habit』と言われた時…私は自分が今まで、どれだけ人の習性に振り回されて来たのかなって、それがどれだけ自分を苦しめてきたのかなって…感じて。もうそんなの壊してしまいたいと思ったくらいの衝撃でした✨

何より、この歌詞を作れるFukaseさんの感性が…とてもとっても素敵だなと感じました🧡こんな素敵な感性を持った人が、音楽で人にメッセージを伝えていける世の中は、意外と捨てたもんじゃないなと思った瞬間でした✨

弟に「セカオワのHabitって知ってる?めっちゃいい曲!特に歌詞が!!」ってLINE♪
「え?今更??」「いい曲なのはとっくに知ってるけど」「ってか去年レコ大とったよね」「保育園児でもおじいちゃん世代でも知ってるよ」と返信📱
そう…やっぱり世間知らずの私が知らなかっただけだったらしいです😆😆笑

でも、こんなにみんなの心に響く曲を作れるなんて…SEKAI NO OWARI  最高✨✨

 

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